
ご無沙汰になってしまい、すみません。
久しぶりのブログです。
突然ですが、皆さんは梅雨は好きですか?
私は千葉にいた頃は、ジメジメしたこの季節が嫌だなぁと思ったことがあります。
でも今では大好きな季節の一つになりました。
梅雨に入ってからというものの、雨続きで畑仕事ができなくなるぶん、家の中の片付けや手直しを徹底的にやっています。
そう。
「いつものことができない」という状況は、実は「いつもできないこと」「後回しにしがちなこと」に集中できる時間でもあるのです。
これは雪の季節に知ったことでもありました。
つまづきやほころびは直して新しい価値を
さて、そんなお直しの中でも気に入っているのが、この障子。
障子って気をつけてはいても、ふとしたときに穴が開いてしまうもの。
柳の家には、お子様もたくさん来てくれるので、穴が開いてしまうこともしばしば。
お母さんたちも、ヒヤヒヤされているときがあります。
でも、大丈夫。
こんなふうに、ハギレ布をあてれば、いろどりが加わって素敵でしょう?
実はこれをやりたくて、「どこか破れないかなぁ」と思っていたりもしました(笑)
もともと、この古民家を所有するときに、「昔の家は自分たちで直しながら使っていた」という話を何度も聞いていました。そして「あるもの」を使って直していたということも。
だからうちの屋根裏には、木材やカヤなどが未だにたくさん残っているのです。
土壁だって同じ。
昨年は壁をひたすら塗りまくりましたが、こんな素人の私でも壁って直せるんです。
誰でも、自分の手を使って直しながら暮らしていける。
昔の家はそうやって住みついできたんですね。
直した部分は、家と人とのかかわりのしるし
そうやって、私自身もこの家を直しながら暮らしてみると、直した部分がとても愛おしく思えてくるんです。
プロのように綺麗に仕上がらなくたっていい。
「ここは〇〇さんと一緒に塗ったなぁ。こんな話したなぁ」
「ここは●●ちゃんが遊んでて破けちゃったところだなぁ」
と、そのときの思い出が直した部分に重なってくるからです。
それは私と柳の家に来てくれた皆さんとの、かかわりのしるし。
そして柳の家と皆さんとのかかわりのしるしなんです。
この障子のように、目にもいろどり豊かになるのはもちろんのこと、いろんな思い出が重なっていくこと自体が、柳の家にいろどりを重ねてくれているのです。
もちろん、柳の家を大切に使っていただくのは前提です。
でも、あまり神経質にならずに、ありのままで過ごしてほしいなぁと思っています。
そしてもし万が一、壊れたり破けたりしてしまったときは、ぜひ一緒に直しましょう。
きっとあなたのいろどりも豊かになると思いますよ^^
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2019/6/25tue~29sat (27wedは休み)
10:00~17:00(17:00~翌10:00は宿泊者限定)
@Classic Lab柳の家
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