昨夜はちらちらと雪が舞っていたが、
朝起きると太陽の光がまぶしい。



私が住む豪雪地津南町は、
冬になると晴れる日がほとんどない。
毎日グレーのどんよりした空。


そんななかでも、今年はパリッと晴れて
青い空が顔を覗かせる日が多い気がする。


「いつもと違う」感じなのだ。



そんな気持ちの良い昼下がり、
道端で久しぶりに会った地域の方がいた。


Aさん 「ふっつぁだっけの〜」(久しぶりだね〜)

私  「お久しぶりです〜今年は雪が降らないですね〜」

Aさん「 そうだなぁ。こういう天気のときは、
山の向こうが大雪なんだ。季節風が弱いと、
あの山を越えて雪がこないんだよ。」

私  「へえ、なるほど。そういうことなんですね〜」


……




そんなやりとりをして、別れた。



そのあとに会った方とは


私  「いいお天気ですね〜」

Bさん「これだけ天気が続くと、暇でな〜」

私  「雪が降らなすぎるのも、暇なんですか?(笑)」

Bさん「そうだこっつぉ。何していいかわからん。」



と、雪の降らないひとときの
独特の「のほほん」とした会話をして
なんだか「ふふふ」と笑顔になった。













 
田舎でのコミュニケーション。あいさつができても、雑談ができない?


さて、田舎に移住すると地域の方とのコミュニケーションは必須です。


地域に早く馴染む方法として、
最も大事だとよく言われるのは
道端で会った人とはあいさつをする、ということ。


「おはようございます」
「こんにちは」
「こんばんは」


あいさつというのは、ある程度発することばも決まっているので
だいたいの人は簡単にできるはずです。



ですが、いつまでたっても「こんにちは」のやりとりしかないと
それはそれで関係は深まりません。



あいさつの次にすること。


それは「雑談」です。




でも、この「雑談」ってなんでもいいからこそ
とても難しいんですよね。



私も雑談がとても苦手です。



あいさつは簡単だけど
雑談になると
一気にハードルが上がってしまうのです。






雪国では「お天気の話」はネタの宝庫


「いきなり雑談と言われても……」

そんなときには、こう言われます。

「お天気の話をするといい」

当たり障りのない、誰にでも共通の話題だからです。



「今日は暖かいですね」
「雨が降りそうな雲ですね」



いくつか文が浮かんできますよね。

ですが、だからと言って「お天気の話」が
そんなにたくさんバリエーションがあるかと言われたら
どうでしょう?


私は都会で暮らしているときは、

晴れ、雨、曇り
寒い、暑い、涼しい、あったかい

それくらいのものでした。


だって、そうそう毎日真新しい天気の話があるかと言われたら
ないですもん(笑)



でも、雪国に暮らしていると

「雪が降ると思ったのに、今年は少ないですね」

「今日は雪が降らないけど、寒いね〜」

「晴れたら雪が溶けたね」

など、いろんな天気の話と
それにまつわる暮らしの話題が
次々と出てくるんです。


特にこの時期は
さっきまでしんしんと雪が降っていたのに、
ピカーっと晴れたり、
かと思ったらまたどんより。


コロコロ天気が変わっていくのです。


また、一年のスパンで考えてみても、
春夏秋冬4つの季節では分けられません。


例えば、「秋」をとってみても、
稲刈りを始める初秋、
紅葉真っ盛りの秋本番、
収穫と干物の秋
雪が降り始める前の晩秋では
全く違う季節なのです。


このように、
天気と自然、
それにまつわる暮らしの変化が
著しいのが雪国です。


これだけ毎日景色が変わっていたら、
本当にネタだらけなんです(笑)





 
「話したいことがある」から、雑談が苦手でも大丈夫。


雪国の人たちは、昔からずっとお天道様とともに生きてきています。
だからお天気を常に気にしているんです。 
それは、お天気次第で今日の過ごし方が変わるから。 


だから「お天気」の話がきっかけで
どんどん話したいことも出てくるのです。


そんなことを話していたら、
「上がってけ。お茶のんでけ。」
と家の中に誘われ、
いつのまにか仲良しに(笑)



そして私たち、よそ者にとっては
初めての経験、わからないことだらけ。
だからこそ、

「そうそう。そういうときって、これどうしたらいいんですか?」
と地域の人に聞きたいことが山ほど出てきます。


だから話は尽きないんですね。



変化が著しいからこそ、
話したいことがたくさんある。



コロコロと変化することは
一つのコミュニケーションツールの
ネタにもなるのです。



雪国では、そのような自然の変化と
人の営みから、学べることがたくさんあります。




ぜひ、私たちと一緒に雪国の暮らしを研究し
コミュニケーション力をアップさせてみませんか。



*現在、雪国の暮らしを学ぶ場、Classic Labを準備中。
   ClassicLabについては、こちらをごらんください。 



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