昨日の朝、40cmほど積もった雪を片付けていると、背中に光が……
どんより雲のすきまから
時折差し込む太陽の光
ぽかぽかした春を思い起こさせる
こんなに雪がたくさん降って
「はあ、また雪かきか」
そう思うなかでも、
一日、一日と春に近づいているんだなぁと思いました。
そう、「春隣」という候のことばにぴったり!
昔の人って、こうして季節の変化とともに生きていたんだなぁ。
都会にいたときには、興味のなかった季節のことば。
津南に来てから、「本当だー」と実感することばが多く、
最近は二十四節気七十二候を毎日見ています^^
さて、そんな今日は先月開催した
あるものいかすワークショップ
ちくちく「思い出をつくろう。ほっこりかわいいダーニング」の感想を、たかはしさんよりいただきましたので、ご紹介します。
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一針一針糸を入れていく中で、”捨てよう”としていたモノに不思議な愛着をおぼえるように……”がんばった証”としての穴あきくつ下。買ってきた時は、ただの安いくつ下だったのに……ぬっている時は、モノとの純粋な対話というか、無心になれた。
出産前は大切にしていたチクチクタイム。これが冬の大切な”おこもりしごと”だったなぁ…としみじみ思い出していました。ただ1人でもくもくやるより、人と過ごす方が断然たのしいし、むしろはかどる!(子ども見ててもらったお陰です…)
昔の田舎の手しごとも、こうやって集まってお茶のみを楽しみつつしていたのかな…と思いをはせました。
ワークショップの材料やおやつ、お茶、すべての準備が整っていたお陰で、とても気持ちのよい、ゆったりした時間を過ごさせていただきました!子どもがいても、当たり前のようにみんなで見守る空気感も心地よかったです。
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たかはしさん、ありがとうございました^^
今回たかはしさんが繕っていたのは、旦那さんが仕事で履いていた靴下。
ゴミ箱に捨てられていたものを救出してきたものです。
買ってきたときは安い靴下だったけれど、旦那さんが毎日汗水流して仕事に励んできた証。
同じモノでも、
「自分の手で持ち、薄く磨り減った糸の感覚を感じながら、ひと針ひと針繕っていく」
というじかんを加えることで、靴下と持ち主、そして自分自身との関係性や思い出も重なってゆく。
そこにまた、新たな時間が加わる。
たかが「靴下」ですが、されど「靴下」
なんて愛おしい靴下なんだろうと、私もうれしくなりました^^
今回テーマとして「ダーニング」という繕い方法を提案しているワークショップですが、私が繕いたいのはモノそのものではありません。
たかはしさんが感じてくださったように、繕うじかんを通して自分とモノ、そして家族や友人、色々な人との関係性、自分をつくってきたさまざまなモノ・コトに思いを巡らせる。
その行為自体が、「暮らしを繕う」ということ。
巷では「何かをつくる」「技術を習得する」ワークショップや講座などがたくさんありますが、それらは手段であって、目的ではないと私は思っています。
具体的な繕う方法や、あるものいかす知恵を体験しながら、自分で自分の暮らしを繕う術を見出していく。
そんな、自分の暮らしの研究を続けていけたらなと思っています。
一月のちくちくワークショップ「思い出をつくろう。ほっこりかわいいダーニング」は来週の火曜日13時から。まだ空きがあります。
今回より、リピーター制度も導入。
ぜひ継続してご参加いただけたら、嬉しいです^^
■あるものいかすワークショップ
「思い出をつくろう。ほっこりかわいいダーニング」
2019/1/29 tue 13:00~16:00
詳細・お申し込みはこちらから
http://www.emicomorooka.com/archives/35803592.html
■その他、募集中のイベント
・【残席1名】
新潟県津南町・移住体験ツアー「雪のある暮らしを楽しもう」
2019/2/9-10 参加費5000円(宿泊費、食費、体験費、保険込み)
詳細はこちらから
http://www.emicomorooka.com/archives/35584080.html
・中井菜央写真展トークショー×宿泊者限定イベント「雪国を歩こう」
2019/2/2~3 トークショー参加費無料 関連イベント3000円
詳細はこちらから
http://www.emicomorooka.com/archives/35827300.html
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